7月 13
HONKYTONK店長の佐久間です、皆様いかがお過ごしですか?毎日暑くて嫌になりますね。
今日の画像は処分で入ってきたライブディオチェスタの再生の模様です、自賠責が2年残って入ってきたんですが再生するかどうか悩んでたんですよね。
エンジンはかかってたんですが異様にうなるんでどこか痛んでるのは明白、自賠責だけ社用車に使って格安で売り飛ばそうかとも思ったんですが。
常連さんが安いのが欲しいというので再生することにしました。
まずは無駄なものを外して
エンジン下ろしてばらばらに!
うなる原因はこれでした画像を並べると判りますように本来圧入のベアリングが何事もなかったようにクランクウェブの真横まで入ってしまっています。
つまりクランクシャフトの肉がやせてしまって遊んでしまっていたんですね、うなりの原因はこれでした、当然ベアリングも没です。
きれいに洗浄してクランクベアリングを圧入して
作業台の上でくみ上げて行きます
中略して
車体に戻りました!既に試乗も済んで問題なく動いてます。
当店はこういう整備をあまり躊躇せずにやってしまいます、正直もっと楽な車両を仕入れてさくさく仕上げたいのが本音ですが。
そういう車両は仕入れ値が高くてウチには手が出せません、でもこういうポンコツをバリっと再生して仕上げる仕事を毎日のようにやってるからこそ新車を売るしか能のないようなバイクショップとは違い迅速に原因を突き止めてマッハの速度で修理が出来るんです。
他店を回ってからウチにいらしたお客様に話を聞きますと。
一部の配線がショートしてエンストしただけのジョグに対して
「バッテリーが死んでてマフラーも詰まってるから4万円かかる」って言った某YSPの店とか
ブローバイから噴出したオイルのせいでエアクリーナーが目詰まりしてエンストしたスクーピーを見て
「エンジンかな?、とにかく故障の原因を突き止めるだけで3万か4万かかるよ」なんて平然と言ってのけたウィング店
とか枚挙にいとまがありませんよ、そういう店は新車売るばっかりで中古車の整備なんかめったにしないししたとしても程度のいい車両ばっかりですからポンコツと格闘した経験がありませんので店構えは立派でも修理の腕は3流です。(もちろん全部が全部ではありませんよ佐久間の先生の店は店構えもおしゃれで腕も超一流です・・・・羨ましい)。
ちなみに上記の2点は当店での修理費用ジョグは¥5.000とスクーピーはとりあえずの応急処理のみだけしてあげたんで¥1.000です。
ウチでは他と違った視点から仕事します、「そんな古いの修理したってまたすぐ壊れるからやらないよ!」とか言って断ることもしません、まずはやってみます。
お困りの際はとりあえず当店に声をおかけになってみませんか?引き取り配送も格安にて承りますよ。
「故障の
7月 01
今日は以前から始動にちょっと支障の出ていた初期型ジャイロXのオートチョークの交換の模様をお届けします。
ピストンが廃盤だったので出るかどうかかなり不安だったのですが長期欠品でしたが無事に入手できました。
上が新品で不調なのは下側です本来はエンジン温まるまで上のように縮んだ状態で通路を開けていないといけないのです。
でこいつの配線がまたあほみたいに長い!1m弱あるんじゃないの?
おかげでギボシ繋ぐためだけにここまでばらすことに。
チョークのある左側から
リアサスの周りをUターンするように迂回して
右側に入ります、ここまでするならキャブレター近くにカプラー着けてくれればいいのに・・・・・・。
古い車種だとこういうこと結構あるんですよね。
6月 22
ってことでポイントとコンデンサを変えたら何とか火花は飛ぶようになりました#2#3の火花は弱弱しいけどなんとか掛かってくれるかな。
で今キャブレターを分解洗浄してるんですが、コールタール状になってるのはしょうがないけど#3のキャブが・・・・・・・・うわぁ。
水が浸入してて偉いことに・・・・・・・・、果たして無事に復旧できるのか!?ご期待ください。
6月 17
先日入庫したマッハはエンジンをかけるべく動いております。
今日はばらしてキルスイッチやメインスイッチの導通を確認してキックキックキック!
したら・・・・・・左側しか火が飛ばないよ・・・・・・試しにイグニッションコイルの配線を入れ替えてみたら他の部分も飛んだ・・・ってことはポイントがダメなのか。
でもってポイントカバー開けて接点を磨いてもダメ・・・・・まぁ見るからにコンデンサが容量抜けをしてそうな感じだしね。
ってことでただいまポイントとコンデンサを手配中です、届いて交換して上手く火が飛んだら気持ちいいだろうな?。
しっかしウチはしがない原付屋のように見えて妙に変なバイクが入ってくるんで「カオス」な店ですよね。
6月 08
どうも佐久間です、今回はメーカーにより違いのある弱点について少し書いてみますヤマハのスクーターが点検整備で入庫しましたのでそれからひとつ。
まずは新品とついていた部品の対比ですどっちが新品かなんてのは書くまでもない。
こいつはインテークマニホールド略して「インマニ」といわれる部品でキャブレターとエンジンを連結する非常に重要な部品なのである。
んが!ヤマハのここの部品は原付に限らず1200ccであって非常に質が悪い!ごらんのようにひび割れが進行して終いには内側まで突き抜けて2サイクルの原付はエンストか最悪の場合は焼き付、排気量の大きい4サイクルの車両でもエンジン回転が落ちにくくなったりエンブレが利かなくなったりといいことは何一つない。
大きいバイクならまだいいんですが原付クラスはばらさないと見えないのでヤマハの原付にお乗りの方は定期的に点検にだしてみてもらうようにしてください。
ちなみに適当な店は点検で預かってもここまで見ないで「今問題なく動いてるから大丈夫!」とプロにあるまじき判断をくだしてお客様に返すところがありますので値段の高い安いじゃなくて作業の内容でお店を選ぶようにしてくださいねたとえば当店とかね。
あと、ヤマハはメッキパーツのメッキも薄い傾向がありますのでさびやすいです、フロントフォークのインナーチューブのメッキまで心なしか薄い感じがします。
保管には気をつけてくださいねちょっとしたことがお財布へのやさしさにつながりますよ。
さらに原付の場合はエアクリーナーのフィルターを掃除しないでほったらかしておいて腐って粉々になったスポンジをエンジンに吸い込ませて壊す人もいますのでしつこいようですが出先で困る確率を少しでも減らしたければ定期的な点検をしてください車両の寿命ものびて買い替えサイクルが長くなるので絶対お得です。
みんなでいつまでたっても買い換えないい意味での浦島太郎を目指しましょう。
6月 08
先日、修理で入庫しましたG’の修理が完了しました。
カチ割れたクランクシャフトの入手に少し手間取りましたが無事に作業完了ですこの辺の年式のスクーターだって当店は修理します大きいだけの量販店とは違うことをやらないとね。
うちはまじめに修理に取り組みますよ?。
ケースの汚れを
きれいに洗い新品のベアリングを圧入して
ベルトやウェイトローラーも新品にして組みなおして無事に納車してきましたよ?。
スマン。こっから先の写真は撮り忘れました誠に申し訳ないorz
6月 05
ついにジャイロXの修理完了です。
どうにも強度に不安のあるスペーサーがついていたので交換することになりました。
どう考えても回転方向の力には耐えられそうに無いです、こんな状態で売るやつがいるのかと思うとうんざりしますね。
自分で作って自分だけで乗るならいいだろうけど売るんだったらノーマルに戻そうぜ。
で、今回手配したのはこちら!アルミ削りだして見るからに剛性が高そうです、せめてこれくらいはつけたい所ですよね。
初期型用の3穴はなかなか売ってなくって苦労しました?、なにはともあれようやくピリオドが打てました。
6月 01
はい、こんばんわぁ!皆さんの頼れる味方?佐久間です。
微妙な天気が続いて嫌になりますね、このまま入梅ですかね。
はい、今日はHPをごらん頂いたお客様からのご依頼で入庫したG’の修理です、クランクベアリングが疑われるとのことで入庫して引き上げてから早速チェックしてみたところ確かにクランク周りが怪しい。
早速その旨をお知らせしてGO!サインを頂いた上でエンジン下ろしてばらしに入りますHONKYTONKは仕事速いぜ?!よそでは断る仕事を格安で引き受けられる背景には判断と作業のスピードが欠かせません。
ポンコツ歴が長いですから新車の販売に命かけてるような販売店とは違いますよ、他と同じ事やっても当店の規模では勝負になりませんからね。
さて、夕方預かってあっさりエンジン下ろしました!
でもってエンジンバラしました、したら・・・・・・・・・・うわぁ・・・・・・。
基本的に頑丈なクランクシャフトなんですがね、たまにあるんですよこういう風にカチ割れるの長いことやってきて2個めか3個目ですから本当に珍しいのですが。
ピストンは状態がいいので再利用可能ですね良かった良かった、お客様がこの今日のブログを見ていらしたらびっくりすること請け合いですね?。
まぁ確信犯で見ていらっしゃるかなぁ?と思いながらアップしていますが。
でも!大丈夫!すでに中古品を探して手配済みだから!届いてみないとなんともいえないがドライブフェイスをかむスプラインの溝なんかは割れたクランクよりもしっかりしてそうだから問題なく使えるでしょう。
あとは純正部品でガスケットやシール類を注文して、それと駆動系にもダメージがあるので
エンジニアリングプラスティックが磨り減ってて一個にいたっては割れて剥離してるのがわかりますね、このローラーはデイトナ製ですね金属部分の色で重さがわかるので同じ重さを用意しましょう。
あと、画像はありませんが駆動ベルトもかなりの磨耗が見受けられるので純正品を手配して組みなおすとしましょうかね。
今週中には終わるかな。
5月 29
ということで馬力がほとんど無く30km/h出るかどうかという症状で入庫したジャイロXの修理の模様をお伝えしたいと思います。
この修理かなり多難でしたね、なんと言っても初期型(88年頃)なのでいきなりつまづきましたよ。
焼きついているのに部品が出ない!シリンダーやガスケットはあるんですが肝心要のピストンとピストンリング販売中止・・・・・・。
この時点で普通の店はあきらめて修理を断るでしょうね多分、佐久間は諦めが悪いので形状の違う別のピストンを手配しました。
ごらんいただければお分かりになりますように基本寸法は同じです、が!ピストントップの形状が思い切り違います。
純正販売中止のほうは頭が凹んでいて片方は凸っています。
この凸ったピストンを使い何とかせねばなりません普通につけたんじゃ圧縮が高すぎるし下手したらプラグが当たるかもしれません。
まぁ、さして悩みもせずに工夫というか小細工して組んでみたら圧縮もプラグとの干渉も問題なくエンジンは始動!
今度はオイルポンプ周りのチェックです混合ガスでエンジンかけてみてポンプの作動を確認したらオイル来ない・・・・・エア抜きのねじ抜いても来ない・・・・・。
オイルタンクの警告灯はついていないんだが・・・・タンクを覗いたら・・・・・オイル入ってない、っつかヘドロでフィルターが完全に目詰まり起こしてる・・・・・。
それと、警告灯のスイッチは壊れてましたキーONで点灯してから消えるので正常だと思いましたがスイッチの配線抜いてもまったく同じで一度点灯して⇒消える・・・つまりスイッチの作動確認のために点灯するのではなくメーターの作動確認のために点灯するんだね。配線を直接つないだらきちんと点灯し放しになったのでスイッチ没!
洗浄前と洗浄後です、洗浄前は外すときにヘドロが剥がれたので白い部分が見えますがタンク内部にあった時はまったく見えませんでした。
タンク内部にも水垢のようにヘドロが入っていたのでガソリンで徹底洗浄!ダスターで完全に汚れとガソリンを吹き飛ばして洗浄完了!きれいになりました!
ここまでやるおかげでジャイロは下半身真っ裸ですよ(笑)
オイルホースの中にも汚れがあると嫌なのでは圧縮空気をバンバン通して洗浄してきれいに組みなおしてオイルポンプのエア抜きして混合ガスでエンジンかけてポンプの作動を確認して一件落着。
あとは足りない純正部品等を手配してっと・終わりが見えて来ましたよ?あとチョイです。
5月 25
「ゴソウダンパーツ」これがPCに表示されると滅茶苦茶凹みます・・・・・。
ホンダのオンラインパーツオーダーで取り扱い中止の廃盤部品があると表示されるのですカタカナで「ゴソウダンパーツ」と。
試しにホンダに「御相談」してみたら出るのかと思って聞いてみたら「あぁ、それはお客様と今後のことを『御相談』してくださいという意味です。」とのこと。
舐めてんのか!ホンダさんよ!
ってことでこんなことであきらめるわけには行かないので何とかしようと思います。
大体シリンダーが出るのにピストンとピストンリングが廃盤てどういうことだ!!
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