ってことで今度はランツァのエンジンOHの模様です、ますは余計なものを取り外して腰上開けていきます
デトネーション起こしていますねぇ・・・ランツァは左側のサイドシールが弱いらしく2次エア吸って薄くなりこういう症状や焼き付を結構起こすという話は良く耳にしますのでこの車両もその口だと思われます。
シリンダーを抜いてみました・・・・・かなりアルミの粉が下側に吹き抜けていますね。
さてどうしましょうか?エンジン下ろすのは既定路線ですが割ってクランクベアリング交換するかベアリングは無事なので徹底洗浄して腰上OHとサイドシール交換か・・・・とりあえず下ろしてから考えよう。
さて、下ろすとするか・・・。
だ!誰だ!?このオッサンは?
このオッサンは人が作業してる横で一杯引っ掛けて酔った勢いで自分撮りで変顔撮って遊んでいった「笹山の洗濯屋健ちゃん」の名をほしいままにするキムラドライセンターの若大将です。
はい、今回の画像は仕入れてきたヴェクスターのピストンです・・・2万キロ半ばでこんなにするなよ・・・・。
最近仕入れたバイクでエンジン開けずに直ったやつが無いです・・・・ついてない・・・。
腰上ばらされて今はこんな感じ
< はっきり言って直さずにヤフオクにでもブン投げたほうが商売としては正しいです、直すのなんざ愚の骨頂です。 必死こいて直しても中身より見た目が大事な世の中ですから大して値段つきませんし。 で・も・ね・こういう面倒くさいことやら無いと技術上がらないどころか維持すら覚束なくなるんです、採算度外視してもこういうのやら無いと経験値も溜まらないです。 採算度外視してもこういうことやってればいざ大変な修理が入ってきても作業スピードは速いし判断の材料も増えるってもんです。 ウチ、商売はヘタですでも愚直にこつこつやるのは任せてください、よそで断られた車両も結構なんとなしてますよ。
って事でMF06フォルツァのヘッドライトをHID化してみました!
MF08だとH4だから楽なんですが06はH4Rという特殊電球なので対応品が少なくまたお高いのです!!
ってことでいきなりH4Rの電球きり飛ばして台座だけの状態にして
左が切り飛ばしたやつで右がHIDの台座です脚の角度が違いますね(真ん中の穴の大きさが違いすぎたので最終的にはHIDの台座も切り取って加工して二重に重ねて対処することに・・・・。)
でH4Rから切り出した台座を付けてみました(真ん中よく見ると二重になってるのがわかりますね)
左右2個あるので同じ作業をもう一回やって・・・ホラ!点いた!
ホンキートンクで人気沸騰中の中華製HID(スペアのバーナー売ってるし1ヶ月6ヶ月1年と多少の追い金で保障も選べるし物もそこそこ良い、何より安い!)を使ってMF06お手軽HID化でした!
ちなみに35wで6.000kですよ。
って事で埼玉県は入間のバイク屋タ○○シ商会ってとこで買ってきたと言うバンバンの整備の模様です。
整備済みで買ったのに吹けない走らない止まるとオーバーフローってんで入庫しました。
はい、まずはエアクリーナーエレメントです。
腐って粉になってます、何を整備したんでしょうか?新品が手配できたので現在手配中。
で次はミッションオイルをチェックです
はい!正規の量は500mlなのに30mlくらいしか出ませんでした・・・・。認証工場持ってるなら返上したほうが良いですね。
オーバーフローも油面狂ってましたね~見るからにフロートバルブの掛かる部分がひん曲がっててフロートの動きも悪いです。
ホース類をきちんとチェックして油面もサービスデータはありませんが経験値を元に修正してみました・・・。
OKですコックをオフにしなくてもオーバーフローしません、エレメントがまだ入荷してないのですが吹けない理由もあたりはつけてますので、たぶん近日中に終わると思います。
遠くで買うとこういうこと結構あるんです、常連にはなりようないし何かあっても戻ってこないだろうって地元のお客様とあからさまに差を付ける様な事されるのが・・・・。
この車体の販売元に悪意があったかどうかは知りませんが例え悪意が無くても買った側の印象は最悪ですよねうち以外のお店で遠距離でバイク買うのはやめたほうが良いですよ~。
はい、今回お届けするのは走行7.100kmでエンジンからすさまじいカタカタ音が出ていたスクーピーのエンジン修理・・・・というか積み替えの模様です。
ご存知の方も多いと思いますがスクーピーやズーマーなんかのエンジンはシリンダーとアッパークランクケースが一体な上にオイル交換をサボるとクランクベアリングまで逝ってしまいやすいという弱点を抱えているんですね。
ですので盛大な異音を発しているエンジンを開けて腰下までばらして必要な部品をリストアップし発注して組みなおしてたらコスト的にはまったく合わないんです。
今回もご予算は片手万円と言われてしまいましたので・・・・ここで断っては男がすたるので「何とかして見せます!!」って請け負いました。
・・・・・けど実態は
「助けてヤフオクエモ~ン!!」ってかんじでヤフオクチェックして方策を考えます。
したら、シメシメありました走行3.400kmの実働エンジンが¥25.000~です「エイ!ポチっとな」
何とか落札できました!¥30.500でね!っておい!送料考えたら¥32.000は行くんじゃねぇの!?
ご予算片手万円よ?オイルやクーラントだって使うのに・・・・・商売にならないじゃん・・・・(泣)
まぁ、気を取り直して前を向きましょう!
エンジン届いたので車体ばらして下ろしましょう
で、修理で入庫の車体はスピードメーターのセンサーを後輪のところのミッションから取るタイプで手配したエンジンは普通に前輪からメーターギアでメーター動かすタイプです、だからケース形状が違うんですね。
まぁココは各部がユニット化されたありがたいんだか迷惑なんだかな構造が珍しく役に立ちプーリーケースの部分を入れ替えます。
で、まぁあとは忙しくて画像どころじゃなかったんですが無事に組み上げて異音のないすばらしい車両になってオーナー様の元へ帰っていきましたとさ。
後日談で翌日下ろしたエンジン開けたら微妙に水喰った跡があるんですよね、オイルも乳化してたし何があったんだろう・・・まぁ豆にオイル交換してれば防げたトラブルだとは思いますが。
原因としてはやはり潤滑不良による焼きつきでした。
画像を見るとわかりますが縦傷が入ってます、これだけでピストンは首を振り盛大な打音が出ます。
このエンジンはクランクとヘッドは無事なので使うあての無いストックパーツになりました。
ってことで本日は片肺のRZ350のしゅじゅちゅの模様です。
まずは水を抜かなくちゃっってんでホースを抜いたら・・・。
あれ・・・一滴も出てこないよ・・・・ラジエターの中はからっけつでホースの接続部分も粉吹いてますね~。
オイル給油口からクランクケースの中を覗くと・・・・ミッションオイルがミルクセーキに成ってます。ウォーターポンプのシールが死んで水が全部ケースの中に入っていったんだね。
でヘッドはずしてドキドキのご開帳です。
はい、出ました!左のピストンは加熱して融け落ち穴が開いてます、排気ポート側には融けたアルミがこびりついてるのが見えますね。
右側のピストンもトップが凹んで融け落ちる寸前です、排気ポート側のピストントップは融けてなくなりリング丸見えです。
小手先で整備してもすぐに壊れるだろうから可能な限りばらしてできるだけの手当てをしたいのだが・・・・・お客様のご予算との兼ね合いもあるしどうなりますやら・・・・。
悩ましい・・・・・。
って言いますと負のイメージを持つかもしれませんがそんなことないですよ。
今回の画像はパニックブレーキで見事に前転してでんぐり返りシートレールが上から押されて下がってしまったDトラッカーです。
本来ならありえない角度から傷がつきシートとカウルの間に指の入る隙間ができてしまっていますね。
これを修正するとこのとおり見事に直っています。
シートレールにしかダメージがないんだしせっかく普通に走れるんだからきちんと修理してあげたいものですよね。
外注に出すのでちょっと高いですがやる価値はあります、シートレール以外でも大丈夫です。
フレーム修正???事故車??とか考えちゃうかもしれませんが大事な愛車は正しい手当てをして長く乗りたいですね。
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