7月 04

一体全体何年熟成させてしまったの?といった風情の1100刀のエンジンかけてみてくれというなんともご無体なご依頼。

始動するかどうかもわからないエンジンのために手の込んだ真っ当なOHは出来ないので今回はお手軽OHです。

まずは分解してキャブレタークリーナーにドブ漬け。キャブレターの連結も外しません外側洗ってバタフライバルブの可動部分に給油。

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3日4日は漬け込んだかな、汚い見た目とは裏腹にゴム部品はやわらかくキャブレターはすんなり車体から外れ、キャブレター自体のネジの固着もなくスムーズにバラせましたが・・・・とにかく臭い!そして腐ったガソリンの固着がひどかった。

M/Jも#2#3は穴の開いたチーズみたいに腐ってて穴も少しいびつに見えるし本当はジェット類変えたいなぁ・・・・と思いながらの作業です。

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綺麗にした部品を組み付けてオーバーフローのチェック、フロートバルブの当たり面は問題なし。Oリングだけはさすがに交換しました。

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汚いピストンとニードルをダイヤフラムを傷めないようにきれいにして。

すでに車体に組み込んで驚くくらいあっさりとエンジン始動、異音もなくひどいのは見た目だけという複雑な気持ちの車両が出来ましたとさ。

近日中に磨けるだけ磨き倒してバッテリー新品にしてレストアベースとしてヤフオクに出品予定です。

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