7月 02

はい、今回お届けするのは走行7.100kmでエンジンからすさまじいカタカタ音が出ていたスクーピーのエンジン修理・・・・というか積み替えの模様です。

ご存知の方も多いと思いますがスクーピーやズーマーなんかのエンジンはシリンダーとアッパークランクケースが一体な上にオイル交換をサボるとクランクベアリングまで逝ってしまいやすいという弱点を抱えているんですね。

ですので盛大な異音を発しているエンジンを開けて腰下までばらして必要な部品をリストアップし発注して組みなおしてたらコスト的にはまったく合わないんです。

今回もご予算は片手万円と言われてしまいましたので・・・・ここで断っては男がすたるので「何とかして見せます!!」って請け負いました。

・・・・・けど実態は

「助けてヤフオクエモ~ン!!」ってかんじでヤフオクチェックして方策を考えます。

したら、シメシメありました走行3.400kmの実働エンジンが¥25.000~です「エイ!ポチっとな」

何とか落札できました!¥30.500でね!っておい!送料考えたら¥32.000は行くんじゃねぇの!?

ご予算片手万円よ?オイルやクーラントだって使うのに・・・・・商売にならないじゃん・・・・(泣)

まぁ、気を取り直して前を向きましょう!

エンジン届いたので車体ばらして下ろしましょう

で、修理で入庫の車体はスピードメーターのセンサーを後輪のところのミッションから取るタイプで手配したエンジンは普通に前輪からメーターギアでメーター動かすタイプです、だからケース形状が違うんですね。

まぁココは各部がユニット化されたありがたいんだか迷惑なんだかな構造が珍しく役に立ちプーリーケースの部分を入れ替えます。

こうやって外れるんですね。

で、まぁあとは忙しくて画像どころじゃなかったんですが無事に組み上げて異音のないすばらしい車両になってオーナー様の元へ帰っていきましたとさ。

後日談で翌日下ろしたエンジン開けたら微妙に水喰った跡があるんですよね、オイルも乳化してたし何があったんだろう・・・まぁ豆にオイル交換してれば防げたトラブルだとは思いますが。

原因としてはやはり潤滑不良による焼きつきでした。

画像を見るとわかりますが縦傷が入ってます、これだけでピストンは首を振り盛大な打音が出ます。

このエンジンはクランクとヘッドは無事なので使うあての無いストックパーツになりました。

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