9月 12

ってことで今回はシグナスxに台湾の有名メーカーNCYがスクーターレースMAATの年間優勝記念に出した駆動系8点セットを装着して見ました。

まずは中身を出してみます。

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プーリー、ドライブフェイス、軽量クラッチアウター、クラッチ本体、トルクカム、センタースプリングetc色々入ってます。

中身を確認したらシグナスXの駆動系を開けますバラシます。20090912P1010135

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バラシ終りました。

したらまずはクラッチ周りから組み立てます、クラッチセンタースプリングやらトルクカムの部分ですね。

クラッチセンターナットはキタコとかから出てるセンターナットレンチは使えません、すげえでかいサイズのナットが使われてますので注意しましょう。

道具や設備がない人は業者に任せるのが無難です、クラッチの横にあるでかいソケットがないと緩められません。

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でクラッチをバラシて画像のトルクカムに入れ替えます、ノーマルのカムは溝が3本ですがNCYのカスタム品は特性を選べるように6本溝が切ってあるのがおわかりいただけると思います。今回はストレートの溝をチョイス。

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で、次はクラッチセンタースプリングは構造上トルクカムの作動に合わせてねじれながら伸縮するのですが伸縮の際にねじれによるフリクションを嫌ってなくすためにスプリングの座面にベアリングを組み込むという何とも細かい作業をします。

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画像のように極小の玉っころを慎重にくみ上げていきます、まぁなくすことを最初から考慮に入れているようなので玉はかなり余裕を持って付属してきますが。

この後はクラッチセンタースプリングを組み付けて、プーリーにウェイトローラー入れてと言うように普通の作業です。

ウェイトローラーは左右がありますので気をつけましょう、どっちがどっちかはエンジンが回ったときに慣性ででかかる力の向きを考えれば解りますね。解らない人はセンスがないので自分でやらない方が良いですよ。

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この後は画像は無いですが車体に組み付けていって終わりです、た・だ・し・クラッチセンタースプリングが堅いのでベルトを入れてくみ上げていくのが半端無く大変です。

握力70kg超えの私でも無理で工具をサンダーで加工してシグナスX専用にしてやっとでした。

もしかしたらコツがあって人力でも出来るかもしれませんがけがが怖いので素人さんは無理に作業しない方が良いでしょう。

 2 件のコメントがあります

  1. RAIDEN さんのコメント :

    こんにちはおはつです。

    何を隠そう五期シグ乗り上菅田住人です。
    この8点セットには以前から興味があったのですが今ひとつ納得できるような情報が無くて迷い中です。
    内容的にはやはり低中速向きで最高速側は大分犠牲になる感じでしょうか?

    下はノーマルよりちょっと良いぐらいで中速以降で幸せになれる組み合わせを模索していますが、ブラックプーリー1かファイナルに8~10gのWRの方が無難でしょうか?

    ちなみに現在は駆動系ノーマルにBEAMSのR-EVOのみの状態です。

  2. 佐久間 康介 さんのコメント :

    はじめまして、投稿誠に有難うございます。

    どうでしたかねぇ、だいぶ前に組んだやつなのでイマイチ記憶が怪しいのですが組んだ時のお客様の感想は加速は大分良いとの事でした店舗周辺では最高速アタック出来ないので上に関しては何ともいえませんが。
    開けたときに入っていたベリアルのプーリーよりは良いと喜んでいた記憶があります。

    御要望の状態を私なりに考えるならばウェイトローラー軽めにしてハイカム組み込んでレブリミット変更して上回す感じがお望みに近いでしょうか?ウチはどちらかというと修理屋でカスタムの経験値はそれほどでもないので、上手くお問い合わせに答えられていれば良いのですが、いかがでしょうか。

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