8月 10

ってことで、今店では入庫したZZ?R400KのキャブレターのOH中です、エンジンかけてみてから今後どういう風にするか思案します。

で、キャブレターの分解風景はこんな感じです

20090810P1010048

このくらいの分解で軽OHですね、必要とあらば4個の連結をすべて外してOHすることもたまにあります、事前にOリングとかも必要であれば用意しておきます段取りよくやるのが肝要です。

スロージェットもメインジェットもエアスクリューも全部取ります、でもってエンジンコンディショナーでもりもり洗います。

ガソリンが腐ってガム状になったものがこびりついたり通路をふさいだりしてますんでバンバン吹き付けて一晩は漬け置きです、あせってもいいことはないですからね。

お店によってはヤマハのキャブレタークリーナーの原液にドブ漬けする所もありますよ。

脇にそれますがとことん分解しても調子を取り戻さないキャブレターは本体が磨り減って限界を迎えてるんで潔くあきらめましょう、旧車の世界ですが。

私も実感はしたこがないんですがシビアな世界だと真鍮製のジェット類だってエンジンに吸われたガソリンがマッハで通過していくので消耗品なんだとどっかの偉い人に教えられたことがあります。

で、今回のキャブレターを分解するのに使った道具がこれ

20090810P101004920090810P1010050

緑色のグリップのドライバーはキャブレターのジェット専用のドライバーです、一番下のスプレーのノズルはある部品を取り外すのに重宝するように先端が加工されています。

このようにキャブレターの整備には専用であったり自作であったりさまざまな工具が必要になりますので実は結構大変でシビアな世界です。

実際わたしなんぞまだまだで佐久間の先生なんかはV?MAXのキャブレターを完璧にばらばらにばらしてOHして完全な調律を行い組み上げられる稀有な人です。

精進んせねばなぁ・・・・・・・・・。

コメントを入力