7月 04

余計なお金がかかります、これはライブディオZXのプーリー側のクランクシャフトです。

「ウィーン!」とモーターがうなるようなエンジン音が出ていたので「クランクケースを割ってクランクベアリング交換してエンジンOHしないと壊れるよ。」って言ったのに答えは「今お金ないから・・・」だったら乗るな!って感じですね。

ベアリングがめげてクランクシャフトがガタガタに動くようになってしまいました、シールとの接触面に見事に隙間が出来ているのがお分かり頂けると思います。

こうなるとクランクシャフトも肉が痩せてしまって使い物になりません、運良く肉痩せが無かったとしても芯が出なくなってるので使えないのです。

音の出始めの時に分解して修理してればクランクシャフトまで交換せずに済んだ可能性が高いのですがね・・・・。

調子悪いのを放置したおげで部品代が跳ね上がり1万円以上割高になります、で出先で止まってニッチもサッチも行かずにレスキュー要請⇒当然レッカー代発生⇒更に修理代が跳ね上がる。

こういう人に限って「安く直りませんか?」って聞いてくる「直りませんな、自業自得です。」って言いますが。

あと「壊れました。」って言うんだよね違うでしょ不調を放置して「壊した。」んでしょって感じですね。

中古エンジンを探して載せかえるって手もあるんですが中古エンジン自体の素性が怪しい場合が多いので基本的にウチではやりません、折角載せ変えてすぐ壊れたなんて話はしょっちゅうだしソレをウチのせいにする人も多いので・・・・。

機転の利くお客様は常にOH済みの予備エンジンを一基手元においてる方もいらっしゃいます、これなら調子が悪くなったときにさっさと載せ変えて余裕のあるときに不調のエンジンを整備してまた予備に取っておいてます。

いつまで経っても乗り換えないで済みますのでトータルで考えると非常に経済的ですね、これを読んだあなたは「無駄金を使う人」?それとも「無駄金を使わない人」?当店は出来るだけお客様に無駄なお金を使わないで済むようにお話させていただいてますのでもう少し真剣に話を聞いて欲しいなぁ、と思う日々です。

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